学費減額を 1万人の署名提出 大学生らのグループ 新型コロナ

学費減額を 1万人の署名提出 大学生らのグループ 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイト収入が減り、経済的に追い込まれる学生が増えていることから、大学生などのグループがインターネット上で学費の減額などを求めるおよそ1万人分の署名を集め、30日、文部科学省に提出しました。
署名を提出したのは、全国各地の大学で署名活動を行っている大学生などのグループで、29日までの6日間にインターネット上で1万663人分の署名を集めました。

グループの代表らは30日、文部科学省を訪れ、亀岡文部科学副大臣に署名と要請書を提出しました。

要請書では新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイト収入がなくなり、学業を続けるのが難しい学生が大量に出てくるおそれがあるとして、国の予算で学費を一律に半額にすることやオンライン授業の導入などにかかる費用を国が大学などに補填(ほてん)することを求めています。

グループの代表の山岸鞠香さんは「副大臣からは修学支援制度や貸与型の奨学金を活用してほしいという話があったが、アルバイト収入がない状態がいつまで続くのか見通しが立たず、このままでは大学を辞める人が出てくる。学費減額を実現するために国の支援が必要だ」と話していました。