ベトナム戦争終結式典 異例のオンライン形式で 新型コロナ

ベトナム戦争終結式典 異例のオンライン形式で 新型コロナ
ベトナム戦争の終結から45年を迎えた30日、南部のホーチミンでは記念式典が行われましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため参加者を少なくし、オンライン形式で各会場をつなぐ異例の式典となりました。
ベトナム戦争は、アメリカと旧ソビエトの冷戦のさなか、南北に分断されていたベトナムが米ソそれぞれから支援を受けて激しい戦闘を繰り広げ、1975年にアメリカが支援した南ベトナムの首都だったサイゴンが陥落して終結しました。

ベトナムでは戦争が終結したこの日、5年ごとに大規模な記念式典が開かれますが、45年を迎えたことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、会場の出席者を30人までとし、各会場をオンライン形式でつないで行われました。

ベトナムでは、感染者が確認された村の封鎖や濃厚接触した人の隔離のほか、外出や商業活動の制限が実施されました。

ベトナム政府は、これまでに感染が確認されたのは270人で、死亡した人はいないとしています。