ガソリン120円台に値下がり 3年4か月ぶり 新型コロナ影響

ガソリン120円台に値下がり 3年4か月ぶり 新型コロナ影響
今週のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり129円と、3年4か月ぶりに120円台に値下がりしました。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、4月27日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり前の週から1.9円値下がりして129円となりました。14週連続の値下がりで、120円台となったのは2016年12月以来、およそ3年4か月ぶりです。

これは新型コロナウイルスの感染拡大で世界的にガソリンなどの需要が減少し、国際的な原油価格が安くなっているためです。

原油価格をめぐっては、先週、ニューヨーク市場で先物価格が初めてマイナスに落ち込むなど値動きが不安定になっていて、5月からサウジアラビアやロシアなどの主な産油国が減産に踏み切ることになっています。

大型連休は本来は需要が増える時期ですが、石油情報センターは「緊急事態宣言で外出自粛の要請が続き、需要の落ち込みが大きいため、当面は値下がりが続くとみられる」と話しています。