シャープ 社員の賃金引き上げ3か月延期へ 新型コロナ影響

シャープ 社員の賃金引き上げ3か月延期へ 新型コロナ影響
シャープは、4月に予定していた社員の賃金引き上げを3か月間延期する方針を固めました。新型コロナウイルスの感染拡大で家電製品の売り上げが落ち込むなど、業績の先行きが見通しにくいためだとしています。
シャープはことしの春闘で労働組合との妥結に基づき4月下旬に前年度の業績に応じた社員の賃金引き上げを行う予定でした。

しかし、感染拡大にともなう外出の自粛によって、国内で大型の白物家電の売り上げが落ち込むなど業績の先行きが見通しにくいとして賃金の引き上げを3か月間延期し、ことし7月にする方針を固めました。会社はすでに労働組合に対してこの方針を申し入れているということです。

また、シャープは5月下旬に公表する予定だった今年度から3年間の中期経営計画についても、感染拡大の影響を判断できる状況にないとして、延期することを決めています。