恒例のジャズフェス ことしはネット生配信で開催 新型コロナ

恒例のジャズフェス ことしはネット生配信で開催 新型コロナ
毎年4月に東京で開かれている恒例のジャズフェスティバルが、ことしは新型コロナウイルスの影響でインターネット上での生配信に形を変えて開催され、国内外の80組以上のトップアーティストが自宅などから演奏を届けています。
「JAZZ AUDITORIA」は、ユネスコが「国際ジャズ・デー」と定める4月30日に合わせて毎年東京で開催されている大規模なジャズフェスティバルです。

ことしは新型コロナウイルスの影響で屋外での開催が見送られましたが、インターネット上での無料の生配信に形を変えて開催されることになりました。

世界的ジャズピアニストのチック・コリアさんや小曽根真さんなど、例年を大きく上回る国内外の80組以上が呼びかけに応じ、自宅やスタジオから参加しています。

出演者は30分ほどの演奏をそれぞれのSNSや動画サイトを通じて交代で届けていて、アメリカのグループは、ビデオ会議を使って歌とピアノを別々の場所から届けたほか、シンガーソングライターの矢野顕子さんは、医療関係者への感謝のことばを述べたうえで、ピアノの弾き語りを披露しました。

主催者は「距離や国境を超えて出演者とオーディエンスをつなぐことができるので、“STAY HOME”の状況下でも多くの方々がジャズに触れ、楽しんでいただければと願っています」と話しています。

イベントは日本時間の来月1日にかけて行われ、午前5時半にアメリカからライブを届けるチック・コリアさんが演奏のトリを飾ります。