航空機からの気象観測データ半数以下に 技術開発に遅れも

航空機からの気象観測データ半数以下に 技術開発に遅れも
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新型コロナウイルスの影響で航空便の欠航が相次ぐ中、気象庁が航空機から受け取る気象観測データも半数以下に減少しています。気象庁は現状の予報などに大きな影響はないものの「今の状態が長引けば、今後の予報精度を上げる技術開発に遅れが出るおそれがある」としています。
気象庁は日本などを飛行している航空機から、上空の気温や風速、それに風向きといった観測データを受け取っています。

観測データはことし3月上旬ごろまでは、1日およそ8万件で推移していましたが、航空便の欠航が増えた3月中旬から急激に減り、今月22日にはおよそ3万件と半数以下となっています。

気象庁は気象衛星などの観測データも活用していることから、現状の予報に大きな影響はないとしています。

一方で、航空機の観測データは予報精度を向上させるための技術開発に重要な役割を果たしているということで、気象庁は「データが少ない状態が長引けば、今後の技術開発に遅れが生じるおそれがある」としています。

旅客機の欠航は世界的にも相次いでいて、国連の専門機関WMO=世界気象機関は、この状況が続けば「天気予報への信頼性が徐々に低下すると予想される」としています。