静岡県 県境で観光客の来訪自粛を呼びかけ 新型コロナ

静岡県 県境で観光客の来訪自粛を呼びかけ 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、静岡県の職員らが神奈川との県境の国道などで、観光客に来訪の自粛を呼びかけました。
静岡県は29日から来月6日までの大型連休の期間中、神奈川や愛知、それに山梨との県境にある道の駅や有料道路の料金所など合わせて12か所で車で訪れている観光客に来訪の自粛の呼びかけを始めました。

このうち、熱海市中心部の国道沿いでは県と市の職員およそ20人が「今は静岡県に来ないで」などと書かれたのぼり旗を通過する県外ナンバーの車に掲げていました。

また、神奈川との県境にある国道では、警察が車両に設けられている電光掲示板が『駐車場が閉鎖され、違法駐車の取締りを強化している』ことを知らせていました。

さらに、有料道路の伊豆スカイライン熱海峠インターチェンジでは、料金所の職員が県境をまたいだ不要不急の移動をしないで、Uターンするようお願いするチラシを県外のドライバーに配っていました。

熱海市の斉藤栄市長は「来ないでというのは苦渋の決断です。1日も早い終息を迎えるために今は観光を遠慮してほしい」と話していました。