米ペンス副大統領 医療施設内でマスク着けず批判の声

アメリカのトランプ政権の新型コロナウイルスの対策本部の責任者を務めるペンス副大統領は、医療施設を視察した際に施設内で求められているマスクを着用していなかったとして批判の声が上がっています。
アメリカのペンス副大統領は28日、中西部ミネソタ州の医療施設を視察しました。

この医療施設では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、患者やスタッフ、それに訪れる人たちすべてにマスクなどを着用するよう求めていますが、視察している様子を撮影した映像では、施設の関係者らが案内する中でペンス副大統領だけがマスクを着用していませんでした。

ペンス副大統領はトランプ政権の新型コロナウイルスの対策本部の責任者を務めていて、地元メディアやインターネット上では批判の声が上がっています。

こうした批判に対し、ペンス副大統領は「アメリカの副大統領として私は定期的に新型コロナウイルスの検査を受けている。私はウイルスには感染していないので医療従事者たちの顔をきちんと見て、感謝を伝えるよい機会だと考えた」と述べ、問題はないと反論しています。