大型連休始まる 東京スカイツリー周辺は閑散 新型コロナ

大型連休始まる 東京スカイツリー周辺は閑散 新型コロナ
29日から大型連休が始まりましたが、東京都内有数の観光地、東京スカイツリーの周辺は、施設が休業していることもあって観光客の姿はなく、閑散とした様子でした。
東京 墨田区にある東京スカイツリーと併設の商業施設「東京ソラマチ」には、去年5月だけで280万人以上が訪れましたが、新型コロナウイルスの影響で一部店舗を除き先月1日から休業しています。

飲食店の入り口には「臨時休業」と書かれた紙が貼られ、広場に置かれたテーブルやいすには利用できないようロープが巻かれていました。

また、いつもなら東京スカイツリーを訪れる観光客で混雑する近隣の私鉄の駅も、利用客はほとんどおらず、改札付近は閑散としていました。

スカイツリー周辺のベンチで休んでいた近くに住む70代の自営業の女性は「外に出られる機会が減っているので、買い物の帰りに日に当たっていました。毎年この辺りにはたくさんのこいのぼりが設置されますが、ことしはそれもなくてさみしいです」と話していました。

2歳と0歳の子どもを連れて散歩していた近くに住む42歳の会社員の男性は「例年この時期は大勢の人がいますが、きょうはほとんど人がいません。ことしの大型連休は自宅にいます。状況が状況だけに仕方がないと思います」と話していました。

スカイツリーの近くで飲食店を営む25歳の女性は「緊急事態宣言が出た直後は客が少なかったが、最近は暖かくなり、客が増えてきました。基本的には持ち帰りを勧めていますが、気にせず店内で食べる客も多いです。来店してくれるのはありがたいですが、マスクをしない人もいるので怖い部分もあります」と話していました。