グーグル持ち株会社 増収増益も 3月の企業広告収入は大幅減

グーグル持ち株会社 増収増益も 3月の企業広告収入は大幅減
アメリカの大手IT企業グーグルを傘下に置く持ち株会社の3月までの3か月間決算は、売り上げ、最終的な利益とも増えて、増収増益となりました。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業からの広告収入は3月に入って大幅に減ったとしています。
グーグルを傘下に置く持ち株会社のアルファベットは28日、ことし1月から3月までの3か月間の決算を発表し、売り上げは前の年の同じ時期と比べて13%増えて411億5900万ドル(日本円で4兆4000億円余り)でした。

また最終的な利益は2%余り増えて68億3600万ドル(日本円で7300億円余り)で、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業の業績に悪影響が出る中でも増収増益となりました。

ただ世界各地で感染拡大が続く中、企業からの広告収入は3月に入って大幅に減ったということです。

経営トップのスンダー・ピチャイCEOは会見で、企業の広告への支出が回復するかどうかは経済活動の正常化にかかっているとしたうえで、長期的な投資は維持しつつ事業の効率化を進める考えを示しました。