コロナ感染の軽症者受け入れ 全国で約1万2000部屋を確保

コロナ感染の軽症者受け入れ 全国で約1万2000部屋を確保
新型コロナウイルスの感染拡大で医療体制がひっ迫する中、厚生労働省は症状が軽い人などを受け入れる宿泊施設の都道府県別の確保の状況を公表しました。
厚生労働省は重症患者を優先して治療するため、症状が軽い人などは宿泊施設などで療養する態勢に移行できるよう都道府県に準備を呼びかけていて、それぞれの確保の状況を公表しました。

それによりますと、27日の時点で受け入れ可能な部屋数は
▽神奈川県が最も多く2282、
▽大阪府が1565、
▽東京都が1558、
▽愛知県が1300などとなっていて、
全国で合わせて1万2090となっています。

実際に患者を受け入れている部屋数は、
▽東京都が193、
▽大阪府が131、
▽兵庫県が87、
▽福岡県が82、
▽神奈川県が69、
▽埼玉県が52などで、
全国で合わせて862となっています。

一方、非公表または調整中としているところは合わせて12県となっています。

厚生労働省は「宿泊施設の確保だけでなく、スタッフの確保やスタッフと患者の動線をどうするのかなど調整には時間がかかるので、事前に準備をすすめてほしい」としています。