都立の2病院で医師が感染 患者1人死亡 新型コロナ

都立の2病院で医師が感染 患者1人死亡 新型コロナ
東京都は文京区にある「都立駒込病院」と墨田区にある「都立墨東病院」で、それぞれ医師1人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。またこれまでに感染が確認されていた墨東病院の入院患者1人が死亡したことも明らかにしました。
都によりますと、新たに感染が確認されたのはいずれも感染症の指定医療機関で「都立駒込病院」の20代の男性医師と「都立墨東病院」の20代の女性医師です。

このうち駒込病院の男性医師は新型コロナウイルスの患者の診療には当たっていなかったことなどから市中感染の可能性が高いということです。

この医師と接触があった患者や職員に感染が疑われる症状は見られず、病院は外来・入院とも通常の診療を継続することにしています。

駒込病院の関係者で感染が確認されたのは2人となりました。

一方、墨東病院の女性医師は院内感染の可能性が高いということです。

墨東病院の関係者で感染が確認されたのは43人となりました。

またこれまでに感染が確認されていた入院患者1人が死亡したことも明らかになり、墨東病院の関係者で死亡したのは2人になりました。

病院は感染の拡大を受け、新規の入院や外来の受け入れなどに加えて救命救急センターでの新規患者の受け入れを停止するなどしていますが、再開に向けて保健所などと協議しています。