帰国のめど立たない日本人190人「できるかぎりの支援」外相

帰国のめど立たない日本人190人「できるかぎりの支援」外相
世界各国の国際線の運休が相次ぐ中、茂木外務大臣は、帰国のめどが立っていない海外の日本人は減ったものの、まだおよそ190人いるとして、希望者が全員帰国できるようできるかぎりの支援を続ける考えを示しました。
茂木外務大臣は記者会見で、国際線の運休などにより、出国が困難な地域から、これまでに8000人以上が帰国した一方、希望しながら帰国できていない日本人はまだ、およそ40か国に640人いることを明らかにしました。

このうち、出国のめどが立っているのはおよそ450人で、現地時間の28日、サウジアラビアからおよそ120人が、30日にはバングラデシュからおよそ150人が、いずれも民間のチャーター機などで出国する予定だということです。

一方、残るおよそ190人については、依然としてめどが立っていないということで、茂木大臣は「多くの日本人が残っている国はないが、新たに出国を希望する人が出てくる可能性もある。丁寧に対応し、希望される方が全員帰国できるよう、できるかぎりの支援を行っていきたい」と述べました。