神奈川県 横浜市で60代男性死亡 新たに7人感染確認 計971人に

神奈川県 横浜市で60代男性死亡 新たに7人感染確認 計971人に
横浜市は28日、新型コロナウイルスの集団感染が起きている市内の病院に入院していた60代の男性が死亡したほか、この病院の入院患者や看護師など7人の感染が新たに確認されたと発表しました。
横浜市によりますと死亡したのは、旭区にある「聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院」に入院していた60代の男性で、発症した当時は軽症だったものの、3日ほどして容体が悪化し、26日死亡したということです。

また、この病院の入院患者2人と看護師2人それに看護助手と事務職員の合わせて6人の感染が新たに確認され、このうち入院患者の70代の男性は重症だということです。

この病院では、これまでに患者や医療スタッフ合わせて23人が感染していて、分かっているだけで感染者と濃厚接触した人が合わせて80人余りにのぼり、順番に検査を行っています。

NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は、これで971人となり、このうち29人が死亡しています。

県「一定の効果出るも気を緩めないで」

神奈川県内で、ここ数日新たな感染者が10人前後になっていることについて、県の前田光哉健康医療局長は「ピークのときから比べると感染者の数は減ってきていて、県民の皆さんの外出自粛に一定の効果が出てきているのではないか」と話しました。

一方で「今、通常の生活に戻ると、感染者が再び増える可能性があり、今後もしばらくは気を緩めないようにしてほしい」と不要不急の外出を控えるなど、感染拡大防止に向けた取り組みを一人一人が続けるよう求めました。