新型コロナ 自宅療養の人に食料や日用品をお届け 東京 足立区

新型コロナ 自宅療養の人に食料や日用品をお届け 東京 足立区
新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養している人たちの生活を支援しようと、東京 足立区は、1週間分の食料や日用品などを入れた「自宅療養セット」を支給する取り組みを始めました。
東京 足立区は、自宅療養している人たちが食料や日用品を買うためにやむをえず外出して、感染を広げないよう、4月20日から、希望する区内のおよそ20人に「自宅療養セット」の配達を始めました。

1回に配達する物資は1週間分で、初回は1人につきミネラルウォーターをはじめレトルトのごはんやおかずそれに果物など食料品22品目と、ティッシュペーパーやせっけん、ゴミ袋などの日用品5品目を支給しています。

また、これに加えて家庭内での感染を防ぐため、マスクやアルコール消毒液なども区の備蓄から支給しているほか、希望に応じて、赤ちゃんのおむつやミルク、生理用品なども届けることにしています。

区では、台湾や韓国で行われている同様の取り組みなどを参考にしたということで、馬場優子衛生部長は、「小さい子どもを抱え、預かり先がないと自宅療養を選ぶ人もいます。受け取った人からは『助かった』『ほっとした』という感想が寄せられているので、今後もこまめに状況を聞きながら、セットの品目を調整していきたい」と話していました。