新型コロナ 歯科医師にも特例でPCR検査認める 厚労省

新型コロナ 歯科医師にも特例でPCR検査認める 厚労省
新型コロナウイルスの感染を確かめるPCR検査を拡充させるため、厚生労働省は検査にあたる人材の確保が難しくなった場合には特例的に、歯科医師も検査を行うことを認め、自治体に通知しました。
PCR検査は、4月中旬の多い日で1日当たりおよそ8800件が行われ、3月の同じ時期のおよそ4倍となっていますが、感染の拡大にともなって、さらに検査態勢を拡充させていくことが課題となっています。

このため厚生労働省は、緊急事態宣言が出されるなど、検査にあたる人材の確保が難しくなった場合にかぎり、特例的に医師の資格をもたない歯科医師も、自治体などが設置している「地域外来・検査センター」でPCR検査を行うことを認め、自治体に通知しました。

歯科医師が検査を行う場合は、患者の鼻やのどから検体を採取する方法などについて研修を受けることや、患者から同意を得ることなどを求めています。

厚生労働省によりますと、歯科医師によるPCR検査の実施については、すでに一部の自治体から相談が寄せられているということで、今後、都道府県の感染症対策協議会や、地域の医師会などが必要性を議論し活用を検討されることになります。