東京 感染者2日連続二桁も楽観せず「接触8割削減を」政府

東京 感染者2日連続二桁も楽観せず「接触8割削減を」政府
緊急事態宣言が出されてから28日で3週間となります。東京都で27日新たに確認された感染者の数は2日連続で二桁となりましたが、政府は楽観できる状況ではないとしており、先月の3連休で、警戒が緩み感染拡大につながったとされることも教訓に、接触機会の8割削減を一層呼びかける方針です。
今月7日に緊急事態宣言が出されてから28日で3週間となる中、東京都では27日新たに確認された感染者が39人と、26日の72人を下回り、1日の感染者の数が2日連続で二桁となりました。

27日夜開かれた政府の連絡会議では各地の感染状況について、休日や週明けは感染者数が少なくなる傾向にあることなどが報告されました。

安倍総理大臣は27日の自民党役員会で「感染者の伸びが抑えられているように見えるが楽観できる状況ではない。大型連休の楽しみを奪うのは厳しい判断だが、今は不要不急の外出や移動を控えていただくようお願いする」と述べました。

政府は、先月20日からの3連休で警戒が緩み、都市部から地方への感染拡大につながったとされることも教訓に、接触機会の8割削減を一層呼びかける方針です。

一方、休業の「要請」に応じないパチンコ店への対応について西村経済再生担当大臣は、「指示」という、より強い措置が取れないか、複数の自治体から相談を受けていることを明らかにしました。

そして、指示にも従わない施設が多数発生する場合は、罰則などの法整備も検討せざるをえないとして、事業者に休業の要請に応じるよう改めて求めるとともに、利用を控えるよう呼びかけました。