“余分なマスクの寄付を” 回収箱設置で呼びかけ 千葉 習志野

“余分なマスクの寄付を” 回収箱設置で呼びかけ 千葉 習志野
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家庭や事業所などで余っているマスクなどの寄付を呼びかけて、社会福祉施設や保育施設などで活用しようという取り組みが千葉県習志野市で始まりました。
この取り組みは習志野青年会議所が新たに始めたもので、家庭や事業所で余ったマスクや政府が配付する布マスクを使わない場合、未開封のものに限って寄付を呼びかけています。

習志野市役所には27日午前、マスクを入れる回収ボックスが設置され、SNSなどで取り組みを知った市民が未開封の使い捨てマスクを寄付していました。

回収ボックスは来月15日まで市役所のほか、習志野商工会議所、それに市内の大型スーパーなどに設置される予定で、寄付されたマスクは医療機関や福祉施設、保育施設などで活用するということです。

習志野青年会議所の田村祐介理事長は「政府から配布されるマスクを必要としない人もいると思うので、そうしたマスクを少しでも必要とする人に回せればと思っています」と話していました。

官房長官「特措法に基づく売り渡し要請も検討」

菅官房長官は午前の記者会見で、品薄状態が続くマスクについて「国際的なマスクの需給のひっ迫を背景に、海外からのマスクの仕入れ価格が高騰する中でも、適正な価格での販売を促進する必要がある。緊急事態宣言が発出されている間、マスクの高値販売、買い占め、売り惜しみなどで不当な利益を得る事業者がいれば、必要に応じて特別措置法に基づく売り渡しの要請などを行うことについても、都道府県と連携しながら検討していきたい」と述べました。