休業要請後も営業継続のスポーツ施設 利用者がコロナ感染 栃木

休業要請後も営業継続のスポーツ施設 利用者がコロナ感染 栃木
栃木県は、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された女性が、症状が出たあとに利用したスポーツ施設について、県からの休業要請のあとも営業を続けていたことを明らかにしました。記者会見した福田知事は「要請のあとも営業を継続し、患者が確認されたのは誠に残念だ」と述べ改めて休業要請への協力を求めました。
栃木県によりますと、大田原市の80代の女性は今月16日以降けん怠感や発熱があり、医療機関を受診したうえで、ウイルス検査で25日、陽性と確認されました。入院中で肺炎の症状があるということです。

栃木県によりますと、女性は大田原市内の会員制のスポーツ施設を症状が出た今月16日と21日に利用していたということです。

この2日間に施設を利用した人は延べ360人にのぼり、施設が利用者に健康状態の確認を行っているということです。

栃木県は会員制のため利用者が特定できているとして施設名は公表しませんでしたが、今月18日からの県による休業要請のあとも要請の対象としているスポーツ施設が営業を続けていたことを明らかにしました。

26日夜、記者会見した福田知事は「スポーツ施設が休業要請のあとも営業を継続し患者が確認されたのは誠に残念だ。今後は、より強い要請と応じない場合の施設の公表を視野に、緊急事態措置を徹底していきたい」と述べ改めて休業要請への協力を求めました。