特産かぼす 需要落ち込み転作する農家も 大分 新型コロナ影響

特産かぼす 需要落ち込み転作する農家も 大分 新型コロナ影響
k10012406281_202004261508_202004261509.mp4
かぼすの生産量が全国で最も多い大分県で、ハウスかぼすの収穫が最盛期を迎えていて、新型コロナウイルスの影響で飲食店などからの需要が減る中、生産者からは、家庭で旬のかぼすを楽しんでほしいという声があがっています。
大分県杵築市の梅田浩司さんのハウスでは、露地物に先駆けたハウスかぼすの収穫が最盛期を迎えています。

梅田さんのハウスでは、例年通りおよそ3トンの収穫が見込まれていて、大きさや色、それに形を見て一つ一つ丁寧に収穫したあと、箱につめる作業が進められていました。

JAおおいたによりますと、ことしは新型コロナウイルスの影響で、出荷先である関東地方のデパートや飲食店の営業取りやめなどで需要が落ち込んでいて、かぼすの生産をやめて野菜に転作する農家もいるということです。

梅田さんは「ことしもきれいな緑色のおいしいかぼすができました。外出があまりできないと思うので、家で飲み物や料理に使って旬のかぼすを楽しんでもらいたいです」と話していました。