25日の人出「特定警戒」の対象地域 50~80%減 新型コロナ影響

25日の人出「特定警戒」の対象地域 50~80%減 新型コロナ影響
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東京都の「ステイホーム週間」など、各地で外出自粛の徹底が呼びかけられた25日、全国の人出は、「特定警戒都道府県」の対象地域で感染拡大前と比べて50%から80%の減少となりました。
NTTドコモは携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

25日午後3時時点の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の休日の平均と比べて、当初の緊急事態宣言の対象地域では、
▽大阪 梅田周辺で84.9%と80%を超える減少になりました。
また、
▽東京 新宿周辺で78.9%、
▽横浜駅周辺で75.2%、
▽福岡 天神周辺で73.2%、
▽大宮駅周辺で69.9%、
▽兵庫県の三ノ宮駅周辺で67.4%、
▽千葉駅周辺で66.7%、それぞれ減少しました。

これら7つの都府県に加えて「特定警戒都道府県」に指定されている6つの道府県では
▽名古屋駅周辺で74.2%、
▽京都駅周辺で73.1%、
▽金沢駅周辺で71.8%の減少でした。

そして、
▽札幌駅周辺で68.1%、
▽水戸駅周辺で53.2%、
▽岐阜駅周辺で51.5%の減少となっています。

「特定警戒都道府県」以外の地域では、
▽仙台駅周辺が63.5%、
▽広島駅周辺が41%、
▽松山駅周辺が31%の減少でした。

全国の人出は平日に比べると軒並み減少幅が大きくなっていますが、地域によってばらつきがある状況が続いています。

観光地の人出も大幅減

KDDIは、利用者の同意を得たうえでスマートフォンの位置情報をもとに全国の主な観光地の人出をまとめました。

それによりますと、25日午後3時時点の人出を感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の休日と比べると、
▽東京 浅草の雷門周辺で58.9%、
▽神奈川県の鎌倉駅周辺で42.8%、箱根湯本駅周辺で62.3%、
▽長野県の軽井沢駅周辺で78.2%、
▽京都市の円山公園周辺で50.3%、
▽神戸市のメリケンパーク周辺で74.6%などと各地で人出の減少が目立っています。