秋田 角館のサクラ“見に来ないで”市が呼びかけ

秋田 角館のサクラ“見に来ないで”市が呼びかけ
秋田県のサクラの名所、仙北市角館町では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市の職員らがサクラを見に来ないよう呼びかけています。
仙北市角館町は、桧木内川沿いの桜並木や武家屋敷のしだれ桜で知られる秋田県内有数のサクラの名所ですが、去年140万人が訪れた「角館の桜まつり」はことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中止が決まっています。

しかし前の週末は、秋田県内を中心に多くの花見客が訪れたことから、仙北市は近くにある2つの市営の駐車場を閉鎖したほか、25日は、市の職員と警備員が「観光はご遠慮ください」と呼びかける看板を持って町なかに立ち、サクラを見に来ないよう呼びかけを行っています。

川沿いの桜並木の歩道も通行できなくなっています。

近くの土産物屋や飲食店の中には休業しているところもあり、人通りはほとんどありませんでした。

仙北市観光課は、「サクラを楽しみにしていた観光客には申し訳ありませんが、感染拡大を防ぐためことしは花見を控えてもらいたい」としています。