千葉市 老人ホームと診療所で集団感染か 新型コロナ

千葉市 老人ホームと診療所で集団感染か 新型コロナ
千葉市は、市内の老人ホームに入所し新型コロナウイルスへの感染が判明していた90代の女性が死亡したと発表しました。この老人ホームに入所し、別の診療所に移って入院していた患者など3人の感染も新たに確認され、市は、老人ホームと診療所に関連した集団感染が発生したとみて詳しく調べています。
千葉市によりますと、死亡したのはすでに職員など3人の感染が判明していた特別養護老人ホーム、「コスタリゾン千壽苑」に入所していた90代の女性です。

女性は、今月8日、発熱とせきの症状が出て23日、ウイルス検査で感染が確認され、入院して治療を受けていましたが24日、亡くなったということです。

また千葉市内にある診療所、「森整形外科クリニック」では、看護師の感染が確認されたため、濃厚接触者について検査を進めたところ80代の女性の入院患者2人と、60代の女性職員が感染していることがわかったということです。

80代の患者のうち1人はクリニックに入院する前、「千壽苑」に入所していたということです。

これまでに「千壽苑」で3人、クリニックで4人の感染が判明し、市は、老人ホームとクリニックを往来するなかで集団感染が発生したとみています。

千葉県内でこれまでに死亡した感染者は22人、感染が発表された人は合わせて799人となっています。