「新型コロナでシフト減 生活できない」学生バイト電話相談

「新型コロナでシフト減 生活できない」学生バイト電話相談
新型コロナウイルスの感染拡大でアルバイト収入が減り経済的に困窮する学生が増えていることから、学生アルバイトを対象にした緊急の電話相談が25日から始まり、今後の学生生活への不安の声が相次いで寄せられています。
この電話相談は、大学生などで作る労働組合「学生ユニオン」が主催し、東京・豊島区の事務所には午後1時の受付開始から、相談が相次ぎました。

このうち、飲食店のアルバイトで生活費を稼いでいるという大学生からは、「シフトが減らされ生活ができない。店長には、会社の方針で休業手当は出せないと言われた」という相談が寄せられ、応対した担当者が店の都合で仕事を休ませた場合には、アルバイトでも休業手当を要求できることなどを説明していました。

このほか、「アルバイト収入だけでなく親の収入も半分になり学費が支払えない」とか「親が生活保護を受けていて金銭的に頼れない」などと今後の学生生活への不安の声も相次ぎました。

学生ユニオンの尾林哲矢代表は、「経営難のためまず学生のシフトを減らして人件費を削減しようとする企業が多く、学費が支払えず、退学を検討している人もいる。労働組合が休業手当を要求することもできるので、諦めずに相談してほしい」と話しています。

電話相談は、26日も午後1時から午後5時まで受け付けています。電話番号は03-5395-5359です。