長崎のクルーズ船 検査終了 感染確認は計148人 新型コロナ

長崎のクルーズ船 検査終了 感染確認は計148人 新型コロナ
乗組員の感染が相次いでいる長崎港に停泊する大型クルーズ船で、残る乗組員を検査した結果、新たに57人の感染が確認され、船内の感染者は合わせて148人となりました。
長崎港にある三菱重工業長崎造船所の香焼工場に修繕を終えて停泊しているイタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ・アトランチカ」では、新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認されたため、623人の乗組員全員を対象にウイルス検査を行っていました。

長崎県によりますと、残る乗組員288人を検査した結果、新たに57人の感染が確認されたということです。これで乗組員の検査を終え、船内の感染者は合わせて148人となりました。

このうち1人は重症で長崎市内の感染症指定医療機関に入院していますが、24日までの船側の報告ではほかに症状が重い人はいないということです。

また、24日夜は国立感染症研究所の医師ら3人がクルーズ船に入りおよそ3時間にわたって船内での乗組員の状況などを確認したということです。

長崎県は感染が確認された乗組員は船内の個室で隔離を続けて症状の確認を続ける一方、陰性と判定された人は早急に帰国できるよう外務省などと調整を進めています。