院内感染で手術が延期 がん患者の家族「病状悪化に不安」

院内感染で手術が延期 がん患者の家族「病状悪化に不安」
新型コロナウイルスの院内感染が起き、患者の診療に影響が出るケースが各地で相次いでいます。
通院していた病院で院内感染が起き、父親の肝臓がんの手術が延期になったという女性がNHKの取材に応じ、病状が悪化するのではないかという不安を語りました。
取材に応じたのは、北海道に住む女性です。

女性の父親は、肝臓がんと診断されていて、今月末に手術を行う予定でしたが、通院していた病院で院内感染が起き、手術が延期になったということです。

女性は、「早く切除したほうがよいがんだと言われ、ようやく手術日程が決まったが、本当に延期になるとは思わず家族全員動揺している」と、病状が悪化するのではないかという不安な気持ちを語りました。

病院は院内感染で、がん患者の診療ができない状態になっていて、女性の父親はいつ手術を受けられるか、めどは立っていないということです。

女性は、父親のがんに対する不安に加え、新型コロナウイルスに対する不安もあるということで、「診療が再開されたとしても、新型コロナウイルスへの対応で医療スタッフは疲弊していると思うし、手術での感染も心配です」と話しています。

そのうえで、「不安の中で見えない敵と戦っている医療スタッフが元気で安心して安全に勤務できる態勢を整えてほしいと思います」と訴えています。