三重県で新たに2人感染確認 県内計45人に 新型コロナウイルス

三重県で新たに2人感染確認 県内計45人に 新型コロナウイルス
三重県では、伊勢市と松阪市の男女合わせて2人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認され、県内での感染者は45人になりました。
このうち伊勢市の女性は、病院のミスで検査結果が陰性だと誤って伝えられていたということで、三重県の鈴木知事は同様のミスがないか確認するよう指示しました。
新たに感染が確認されたのは、伊勢市に住む保育園の調理師の60代の女性と、松阪市に住む消防職員の40代の男性の合わせて2人です。

三重県などによりますと、このうち伊勢市の60代の女性は、今月11日に発熱し、14日に県内の医療機関で肺炎と診断されたことから、地元の伊勢赤十字病院で検査を受けました。

その結果、17日に新型コロナウイルスへの感染が確認されましたが、臨床検査技師によるカルテへの記入ミスから病院は、女性本人や県に陰性だと報告していました。

しかし、23日、別の臨床検査技師が確認作業で記入ミスに気付いたということで、病院は女性に謝罪するとともに、三重県に修正を報告しました。

病院のミスについて鈴木知事は会見で「ミスが発生したことは大変遺憾で言語道断だ。県内の病院にも周知して、再発防止に努めたい」と述べたうえで、過去の検査結果に同様のミスがないか確認するよう、指示したことを明らかにしました。

三重県内での感染確認はこれで45人になりました。