千葉県 3人死亡 12人感染確認 計789人に 新型コロナ

千葉県 3人死亡 12人感染確認 計789人に 新型コロナ
千葉県は、新型コロナウイルスの感染が確認され、高齢者向けの施設で治療を受けていた70代と80代の男女3人が死亡したほか、新たに10代から90歳以上までの12人の感染が確認されたと発表しました。
千葉県によりますと、死亡した3人は70代と80代の男性と、80代の女性の3人で、いずれも高齢者向けの施設に入所して治療を受けていましたが、22日から23日にかけて亡くなったということです。

千葉県は、遺族などの強い意向があるとして施設の場所などを明らかにしていません。

千葉県内で死亡した感染者はこれで21人となりました。

また、新たに感染が確認されたのは10代から90歳以上までの男女12人で、
▽松戸市が5人、
▽野田市が2人、
▽佐倉市、木更津市、印西市、八千代市、鎌ケ谷市が、それぞれ1人となっています。

このうち4人は、松戸市にある「千葉西総合病院」の80代の男性の入院患者と90歳以上の女性の入院患者、それに20代の看護師2人です。

「千葉西総合病院」では、感染が確認された4人を含め、これまでに医師や看護師など合わせて11人の感染が判明したことになります。

11人のうち7人については、主にリハビリなどが行われる棟で、4人については、もう1つの棟で勤務するなどしていたということですが、県は、医療スタッフなどウイルス検査を実施した合わせて100人余りについては、全員が陰性だったとしています。

このほか県内では、船橋市で3人、千葉市で4人の感染が発表されています。

これで千葉県内で発表された感染者は合わせて789人となりました。

千葉西総合病院が診療制限

千葉県松戸市にある「千葉西総合病院」では今月以降、医師や入院患者らが新型コロナウイルスに相次いで感染していて、一部の診療を制限しています。

千葉県によりますと、松戸市にある「千葉西総合病院」では24日、新たに入院患者2人と看護師2人の4人の感染が確認されました。

今月以降、感染が確認された入院患者や医師などの関係者は、合わせて11人に上り、千葉県は院内感染の可能性があるとみて調査を進めています。

ホームページによりますと、千葉西総合病院では、今月22日から来月6日まで外来診療のほか夜間・時間外の救急患者の受け入れを一部、制限しています。

病院は「患者様の安全を確保したうえで、1日も早い病院機能の回復を目指し、全職員総力をあげて取り組んでまいります。ご理解とご協力をお願い申し上げます」とコメントしています。