仮設の医療施設 建設開始 新型コロナで医療崩壊防止へ 神奈川

仮設の医療施設 建設開始 新型コロナで医療崩壊防止へ 神奈川
新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ぐため、神奈川県は仮設の医療施設を藤沢市などにある研究施設の敷地内に整備することになり、24日から建設工事が始まりました。
仮設の医療施設の建設工事は24日から藤沢市などにある製薬会社などが作る研究施設「湘南ヘルスイノベーションパーク」の敷地内で始まりました。

建設される施設はプレハブ平屋建ての5つの病棟からなり合わせて180床が入る予定で、来月から7月にかけて順次、完成する予定です。

現場では24日、建設に使われる資材などが重機で運び込まれていました。

神奈川県では、感染者を症状別に受け入れる医療体制を整備していて、この施設は中等症の患者向けの「重点医療機関」として使用されることになっています。

最初の病棟が完成する来月上旬から段階的に患者を受け入れるということです。神奈川県医療課の市川良成副課長は「県内のひっ迫する医療体制を下支えする重要な施設だと考えており、一刻も早く整備を進めたい」と話していました。