千葉 森田知事 軽症者などホテルへの移送急ぐ 新型コロナ

千葉 森田知事 軽症者などホテルへの移送急ぐ 新型コロナ
新型コロナウイルスの軽症患者などの療養場所について国が宿泊施設を基本とする方針を示したことを受けて、千葉県の森田知事は軽症患者などのホテルへの移送を急ぐ考えを示しました。
感染者への対応をめぐり、千葉県は原則、いったん入院し、その後、回復して軽症になった人や症状がなくなった人に限って、専用のホテルに移ってもらう方針で、当面、この原則は変えないとしています。

一方で、国が軽症患者や症状のない人について宿泊施設での療養を基本とする方針に変更したことを受けて、森田知事は、記者団に対し、「県としてホテルの確保を進めているところだ。ホテルで24時間医療スタッフにみてもらうのがいちばんいいので、丁寧に説明してホテルへの移動を進めていきたい」と述べました。

そのうえで、宿泊施設における医療スタッフの確保については、「医者や看護師の不足はどこも同じで、県としてもしっかり確保に努めるが、国には強い指導力を持って対応してほしい」と述べました。

千葉県では、23日の時点で病院からホテルに移った人は13人にとどまり、自宅待機中の人が271人に上っています。