マスク販売 アプリの抽せんで ホームセンター島忠 新型コロナ

マスク販売 アプリの抽せんで ホームセンター島忠 新型コロナ
品薄の状態が続くマスクを求める人で行列ができたり店が混雑したりするのを防ごうと小売り店では、マスクを先着順で販売するのをとりやめる動きが相次ぎ、関東を中心に店を展開するホームセンターは、今週から、アプリを使った抽せんでの販売に切り替えています。
ホームセンターの島忠は、マスクを先着順などの方法で販売してきましたが、大勢の客が密集することが課題になっていました。

このため、会社では今週から先着順などの販売をとりやめ、通信アプリのLINEを使った抽せん方式に切り替えました。

この方法では、店側から客にアプリで送られるメッセージを開くと、くじ引きでクーポンがもらえるようになっていて、当たった人は決められた期間内に店舗に行けばマスクを購入できます。

東京・調布市の店舗では、当たった人が次々と訪れ、スマホのクーポンを提示して、マスクを買い求めていました。

購入した21歳の大学生は「店が混雑しないのでいい取り組みだと思う」と話していました。

一方、40代の主婦は「スマホを使い慣れていないお年寄りはどうするのか心配だ」と話していました。

島忠の西山哲男社長室長は「店舗が混雑せず、不公平感もないため、客からの反応もいい。高齢者など慣れない人には店頭などでサポートしていきたい」と話しています。

マスクの販売方法をめぐってはドラッグストア大手のスギ薬局も今月10日から全国で開店時の販売を中止し、時間を決めずに売る方法に切り替えるなど、混雑を避ける取り組みが広がっています。