学生に米を提供 福島市のJA 「コロナでバイト収入減」聞いて

学生に米を提供 福島市のJA 「コロナでバイト収入減」聞いて
アルバイト先の休業や営業時間の短縮で経済的な不安を抱える大学生が増える中、福島市のJAが福島大学の学生に米を無償で提供しました。
この取り組みは、「アルバイト収入が減っている」という学生の声を聞いた福島大学が「JAふくしま未来」に相談し、実現しました。

大学が今月、希望者を募ったところ、およそ550人から申し込みがあったということです。

24日は、大学の学生寮で、「JAふくしま未来」の菅野孝志組合長から寮の学生の代表に1人当たり2キロの精米がおよそ200人分贈呈されました。

提供された米は自宅に住む学生にも順次配送されるほか、市内にある留学生の寮でも配られるということです。

菅野組合長は「学生がしっかりと食事をとって、しっかりと学べるように少しでも力になれれば」と話していました。

受け取った福島大学学生寮の寮長 千田優さんは、「収入が減り、食費を削る必要がある中で食料を支援してもらえて助かります」と話していました。