玄海原発 コロナ感染で中断していたテロ対策施設工事を再開

玄海原発 コロナ感染で中断していたテロ対策施設工事を再開
佐賀県にある玄海原子力発電所で工事関係者が新型コロナウイルスに感染し中断していたテロ対策施設の工事について、九州電力は、24日、工事を再開しました。
佐賀県玄海町にある玄海原発では、テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の工事関係者2人が新型コロナウイルスに感染したことから、今月14日から工事を中断し、工事関係者およそ600人に対して出勤停止の措置をとっていました。

九州電力によりますと、今月8日以降、この2人の工事関係者と接触していないことが確認されたおよそ340人については、2週間の期間をおいた22日、出勤停止を解除し、24日午前、工事を再開したということです。

一方、2人のうち1人と今月10日まで接触した可能性のある工事関係者およそ260人についても25日、出勤停止を解除するとしています。

玄海原発のテロ対策施設は、3号機が2022年8月、4号機が同じ年の9月に完成の期限を迎えますが、九州電力は今後の工事への影響について「早急に精査を進める」としています。