バンクシーが描いたとされる少女の壁画 マスク姿に 新型コロナ

バンクシーが描いたとされる少女の壁画 マスク姿に 新型コロナ
鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティスト、バンクシーが描いたとされる少女の壁画に、マスクが着けられているのが見つかり、新型コロナウイルスの感染拡大防止を訴えるものとして関心を集めています。
イギリス南西部ブリストルにある2階建ての建物には、オランダの画家フェルメールの傑作で、世界的に有名な「真珠の耳飾りの少女」をモチーフに、バンクシーが描いたとされる大きな壁画があります。

地元メディアなどによりますと、最近、この壁画に、顔の大きさに合わせたマスクが着けられているのが見つかりました。

これまでのところ、マスクに関するバンクシーからのメッセージは出ておらず、誰がマスクを着けたのかはわかっていません。

ブリストル出身とされるバンクシーは、今月16日には、バスルームの壁などに、いたずらをする複数のねずみを描いて、その写真をSNSに投稿していて、バンクシー自身も外出を控えて自宅にとどまっているのではないかと反響を呼びました。

ヨーロッパでは、一般に、マスクを着ける習慣がないことから、イギリスでは地元のメディアが、何者かが新型コロナウイルスの感染拡大防止を訴えるために着けたと報じるなど、関心を集めています。