富山 小学校で5人感染 経路や防止策確認へ 文科相 新型コロナ

富山 小学校で5人感染 経路や防止策確認へ 文科相 新型コロナ
富山市の小学校で同じクラスの児童と教員、合わせて5人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったことを受けて、萩生田文部科学大臣は感染経路や小学校で行われていた感染防止策について確認を進める考えを示しました。
富山市では市内の小学校で、今月15日に男子児童の感染が確認され、今月21日には同じクラスの児童3人と担任の教員1人の感染が判明しています。

これについて萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、「感染経路が明らかになっていないことや、すでに臨時休校に入っていて、次の大きな感染の連鎖につながる可能性が低いと考えられることなどから、クラスターという認識は持っていない。富山市からもそういった説明を受けている」と述べました。

そのうえで萩生田大臣は、「今回の件は今後の学校の感染症対策の在り方に影響を与える可能性がある。今までの知見からは、子どもから子どもへの感染の例は極めてまれだと言われていたが、厚生労働省と連携してよく調査を行いたい」と述べ、感染経路やこの小学校で行われていた感染防止策について確認を進める考えを示しました。