「コロナ対策不十分」野党4党首ら補正予算組み替え要求で一致

「コロナ対策不十分」野党4党首ら補正予算組み替え要求で一致
今年度の補正予算案をめぐり野党4党の党首らが会談し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策としては内容も規模も不十分だとして組み替えを求める方針で一致しました。
会談には、立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、共産党の志位委員長、社民党の福島党首と、野田前総理大臣が出席し、4党の政策責任者らも同席しました。

党首らは、政府が来週国会に提出する、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策を盛り込んだ今年度の補正予算案をめぐって意見を交わし、中小企業や医療現場などへの支援策が足りず内容も規模も不十分だとして、組み替えを求める方針で一致しました。

また、売り上げが大幅に減少した中小の事業者などに対する店舗の賃料の支払い猶予や、金融機関に借金がある場合でも一律給付される10万円が差し押さえられないようにするための法整備に向けて、与党との協議を加速させることも確認しました。

会談のあと立憲民主党の枝野代表は、記者団に対し「政府の補正予算案は国民生活や現場の実態を全く受け止めていない内容で、量的にも足りない。実効性のある予算案になるよう野党で一致して組み替えを求めたい」と述べました。