国境封鎖の南アフリカ 現地の日本人 チャーター便で帰国へ

国境封鎖の南アフリカ 現地の日本人 チャーター便で帰国へ
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南アフリカでは国境が封鎖され、旅客機の運航も止まっていますが、現地に駐在する日本人の間で帰国を希望する声が高まり、日本企業が中心となってチャーター便を手配することになりました。
南アフリカでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためとして、先月27日から全土で外出が制限されると共に国境が封鎖され、旅客機の運航もとまっています。

この結果、帰国できなくなった現地に駐在する日本人の間では制限の長期化で生活や医療体制への不安が高まり、チャーター便の運航を求める声が高まっています。

これを受けて現地の日本企業が中心となってチャーター便を手配し、24日、日本に向けて出発することになりました。

チャーター便はエチオピア航空の旅客機を利用して、主要都市のケープタウンから最大都市のヨハネスブルクを経由し、エチオピアの首都アディスアベバで給油したあと、25日午後に成田空港に到着する予定です。

チャーター機には帰国を希望する駐在員やその家族などおよそ150人が搭乗し、費用は利用者が負担するということです。

南アフリカでは感染者が3600人を超え、今後も拡大するとみられていて、医療機関の準備や治安の維持が課題になっています。