マレーシアの活動制限令 来月12日まで延長 新型コロナウイルス

マレーシアの活動制限令 来月12日まで延長 新型コロナウイルス
マレーシア政府は先月から続けている企業の強制的な休業や不要な外出の自粛を強く求める活動制限令を来月12日まで延長すると発表しました。
マレーシアのムヒディン首相は23日、国営テレビを通じて演説し、新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は減少しているとしながらも、「われわれはまだ戦いに打ち勝ったわけではない」と述べ、企業の強制的な休業や不要な外出の自粛を強く求める活動制限令を来月12日まで延長すると明らかにしました。先月に始まった制限令の延長はこれで3度目となります。

ただムヒディン首相は外出に関しては引き続き必要最低限の買い出しや運動などを除いて自粛を求める一方、企業の経済活動の制限については今後、少しずつ緩和していく考えも示しました。

マレーシアでは活動制限令の発令以降、軍が出動して外出の自粛を強く促した結果、新たに確認された感染者の数は今月中旬ごろまでの連日100人からここ1週間は1日数十人にとどまっています。