米失業保険申請 1週間で442万件 記録的水準続く 新型コロナ

米失業保険申請 1週間で442万件 記録的水準続く 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカでは、仕事を失った人が新たに申請した失業保険の件数が、この1週間で442万件に上りました。感染拡大の影響を受けたアメリカの失業者は、依然として記録的な水準で増え続けています。
アメリカ労働省が23日発表した、今月18日までの1週間に新たに申請された失業保険の件数は442万7000件でした。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大量の解雇や失業が続いていて、国の非常事態宣言が出された先月中旬以降の5週間で、申請件数は合わせて2600万件を超えました。

アメリカの労働人口から単純に計算すると、6人に1人が職を失っていることになり、記録的な水準で失業者が増え続けています。

アメリカ政府は失業保険の給付額の積み増しや、企業が雇用を維持し続けるための資金支援などを打ち出していますが、依然として多くの地域で外出制限などが続く中、大量失業に歯止めがかからない状況になっています。