「コロナ対策に役立てば」匿名で50万円寄付 愛知 豊明

「コロナ対策に役立てば」匿名で50万円寄付 愛知 豊明
23日、愛知県の豊明市役所に現れた60歳前後とみられる男性が、50万円が入った封筒と「コロナウイルス対策に役立てば」と書かれた手紙を置き、名乗らずに立ち去りました。手紙には「妻の月命日にあたる日に」とも記されていたということで、市は、医療と介護の現場のために活用するとしています。
豊明市によりますと、23日午前10時ごろ、市役所本庁舎の総合受付に緑色の作業着を着た60歳前後とみられる男性が現れ「寄付で」とだけ言って、茶封筒と手紙を置いて立ち去りました。

職員が確認したところ、茶封筒には現金50万円が入っていました。

手紙には「コロナウイルス対策に少しでも役立てばと思い匿名で寄付します。40年以上、豊明市で仕事させて頂き、また、妻の月命日にあたる日にと」と記されていたということです。

市は、男性の意向を踏まえ、市内の最前線で新型コロナウイルスの対応にあたっている医療と介護の現場のために活用するとしています。

豊明市の小浮正典市長は「感謝してもしきれず、直接お礼を申し上げたい。個人情報は厳守するので、市役所に名乗り出てほしい」とコメントしています。