千葉県 80代の男女2人死亡 コロナウイルス

千葉県 80代の男女2人死亡 コロナウイルス
千葉県は、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた80代の男女2人が死亡したほか、男女13人の感染が新たに確認されたと発表しました。県内で23日、新型コロナウイルスへの感染が発表されたのはほかの自治体の分を含め、合わせて24人となりました。
千葉県によりますと、このうち80代の男性は先月下旬に38度台の熱が出た後、症状が悪化し、病院の集中治療室で人工呼吸器をつけて治療を受けていましたが、22日亡くなったということです。

また、もう1人の80代の女性は37度前後の熱がありましたが、循環器系の基礎疾患が悪化して、22日亡くなったということです。

これで千葉県内で死亡した感染者は18人となりました。

また新たに感染が確認されたのは20代から80代の男女13人です。居住地別では市川市が6人、習志野市が2人、佐倉市、袖ケ浦市、富里市、鎌ケ谷市それに東京都がそれぞれ1人ずつとなっています。

このうち市川市に住む60代の男性は今月11日に発症し、現在人工呼吸器をつけて治療中で重症だということです。

また鎌ケ谷市の20代の看護師の女性は22日感染が発表された医師2人と同じ松戸市の「千葉西総合病院」に勤務していて、医師らともにすでに感染が確認されている患者に気管挿管する処置にあたっていたということです。

千葉県は院内感染の疑いがあるとして調査を行い、濃厚接触者の確認をさらに進めることにしています。

また、これまでに集団感染が確認されている市川市の介護老人保健施設「市川ゆうゆう」の入所者2人と職員1人の合わせて3人の感染も判明しましたがいずれも症状はないということです。この施設の関係者で感染が確認された人は17人になりました。

千葉県内では23日、船橋市で4人、千葉市で7人の感染が判明し、県内でこれまでに発表された感染者は合わせて770人となりました。