沖縄県 新たに1人死亡 死者4人に 新型コロナウイルス

沖縄県 新たに1人死亡 死者4人に 新型コロナウイルス
沖縄県は新型コロナウイルスに感染し、医療機関で治療を続けていた、70代の女性が22日死亡したと発表し、これで県内で死亡したのは4人となりました。また、新たに10代の女性を含む男女2人の感染が確認され、県内の感染確認は132人となりました。
沖縄県の玉城知事は23日午後、記者会見を開き、新型コロナウイルスに感染し医療機関で治療を続けていた、中部保健所管内に住む70代の女性が22日、死亡したと発表しました。

女性は家族内で感染したとみられ、糖尿病や高血圧などの基礎疾患があったということです。

これで県内で死亡したのは、4人になりました。

また、23日は新たに那覇市の10代の女性と、宜野湾市の60代の男性の2人の感染が確認されました。

これで県内で感染が確認されたのは132人となりました。2人はいずれも重症ではないということです。県内で10代の感染が確認されたのは初めてです。

また、玉城知事は感染経路を分析した結果、関東方面からの移入例、関西方面からの移入例、観光関連での感染、接客業での感染、感染路不明の5つに分類できると説明し、先月下旬、県外から沖縄を訪れた複数の感染者を中心に、感染が広がっているとの見解を示しました。

そのうえで、夜の繁華街での感染者の集団=クラスター、院内感染、それに療養施設での感染を未然に防ぐことが重要だとして、対策の徹底を呼びかけました。

一方、玉城知事は、医療機関から軽症や無症状の患者を受け入れる宿泊施設への搬送支援のため、陸上自衛隊に対し、23日から今月30日までの災害派遣を要請しました。