「ステイホーム週間 協力を」都知事が東京商工会議所に要請

「ステイホーム週間 協力を」都知事が東京商工会議所に要請
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都の小池知事は、東京商工会議所の三村会頭とテレビ会議を行い、来月の大型連休までを家にとどまる「ステイホーム週間」と名付け、外出の抑制について協力を要請しました。
国の「緊急事態宣言」が出される中、都は感染拡大を防ぐために徹底した外出の自粛を要請しています。

小池知事は23日、東京商工会議所の三村会頭とテレビ会議を行い、この中で「テレワークや時差ビズによって企業の人の流れがだいぶ変わってきたが、もう一歩いかなければ、専門家が求める、人との接触8割削減にはまだ届かない」と述べました。

そのうえで、「これからゴールデンウィークになるが、ことしはゴールドではない。東京都では『ステイホーム週間』と名付けるので、ご協力いただきたい」と述べ、大型連休までの外出の抑制について協力を要請しました。

また、出社のルールも改める必要があるとして、例えば企業の頭文字がア行からナ行までを午前の出社、それ以外を午後の出社にするといったアイデアを示し、新たな抑制策も検討するよう求めました。

これに対し、三村会頭は、「いわゆる2交代制はすでにやっているところもあり、強制的にやるよりも企業の知恵と工夫で出来上がるような要請のほうがよい。8割削減の趣旨はよくわかるので、それを踏まえて徹底させていただく」と述べ、出社の抑制に努める考えを伝えました。