マツダ 来月も引き続き生産調整 新型コロナで車の需要減少

マツダ 来月も引き続き生産調整 新型コロナで車の需要減少
新型コロナウイルスの感染拡大で車の需要が減少していることから、自動車メーカーのマツダは、広島県と山口県の工場で来月も引き続き生産調整を行うことを決めました。
マツダは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、広島県の広島市と府中町にまたがる本社工場と山口県防府市の防府工場で、先月下旬から今月末にかけて工場の稼働日をおよそ半分に減らす生産調整を行っています。

しかし、今月になっても、アメリカやヨーロッパのおよそ8割の販売店が営業できず需要が大幅に減っていることから稼働を日中のみにしたうえで、来月も10日間程度、工場の一部の生産ラインを止めることを決めました。

また、緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、今月27日から来月1日まで本社など国内のすべての拠点を原則、休業とすることになりました。

マツダは、年間150万台余りの車を生産していますが、この生産調整で合わせて13万台程度が減ることになり、業績に影響が出るのは避けられない見通しです。

一方、マツダは医療現場での不足が深刻化しているフェイスシールドの生産を今月中に始めるほか、マスクを1か月に80万枚程度、子会社で生産することを決めました。