埼玉県 検査体制強化 「PCRセンター」20か所設置へ

埼玉県 検査体制強化 「PCRセンター」20か所設置へ
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、埼玉県医師会と埼玉県は検査体制を強化するため、検体を採取する「PCRセンター」を県内に20か所設置する方針を固めました。
新型コロナウイルスの検査を受けるためには、まず保健所などの相談センターに連絡し、必要と判断されれば専用の外来を受診しますが、感染拡大に検査体制が追いつかず、検査を受けられないという声が上がっています。

これを受けて、埼玉県医師会と埼玉県は、検査体制を強化しようと新たに検体を採取する「PCRセンター」を県内20か所に設置する方針を固めました。

患者は、かかりつけ医を受診して、感染の疑いがあると判断された場合に「PCRセンター」で検体を採取してもらいます。

センターは地元の医師会の医師が交代で勤務し、検体を車に乗ったまま採取する「ドライブスルー方式」も検討することにしています。

今月中に川口市や越谷市など3か所で始まり、その後、順次開設されるということです。

20か所すべてが稼働すると、検査の数を1日当たり100から150件増やせる見込みだということです。
埼玉県医師会の金井忠男会長は「検査を受けたい人の不安が解消され、安心感につながり、感染経路を調べる意味でも非常に意味がある」と話しています。