JAL 業績予想を下方修正 最終的利益が予想の43%減

JAL 業績予想を下方修正 最終的利益が予想の43%減
大手航空会社の日本航空は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて先月までの1年間の業績予想を下方修正し、最終的な利益がこれまでの予想より40%余り減って530億円になると発表しました。
日本航空は先月までの1年間のグループ全体の業績予想について、売り上げはことし1月に発表した予想より5%減って1兆4110億円に、最終的な利益も予想より43%減って530億円になる、と下方修正しました。

理由について会社は、感染拡大による世界各国の入国制限や日本国内の外出自粛などの影響で、ことし2月以降、国際線・国内線ともに需要が急激に落ち込んだためとしています。

影響を大きく受けた先月までの3か月間の決算に限ってみると、最終的な損益は230億円程度の赤字になる見通しです。

今月に入ってからも利用客の落ち込みは続き、日本航空は現在、国際線の9割、国内線の6割を減便や運休としています。

大手航空会社では、ANAホールディングスも先月までの1年間の業績予想を下方修正し、最終的な利益がこれまでの予想より71%減って270億円になるとしていて、感染拡大による航空各社の業績への影響が広がっています。