避難所での感染防止対策 文書で伝える 三重県

大雨の時期を前に、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ避難所の運営が課題となる中、三重県は入り口での検温や体調のよくない避難者を早く見つけるなど、避難所での感染防止対策の具体的な考え方を取りまとめ、市や町に文書で伝えました。

三重県では今月13日、4月としては21年ぶりになる「記録的短時間大雨情報」が南部の尾鷲市と紀北町に出て各地で大雨となるなど、避難所を開設した場合に新型コロナウイルスの感染防止対策をどう進めるかは自治体にとって切実な課題になっています。
こうした中、三重県は22日までに避難所での感染防止対策の具体的な考え方を取りまとめ、文書で市や町に伝えました。
それによりますと、住民には防災用品を見直してもらい、マスクや消毒液、体温計などを追加してもらうこと、災害が起きた後は感染をおそれ避難をためらう人がないよう適切に誘導するとともに、自宅での垂直避難や親類や知人の家など、避難場所の選択肢を増やし密集を防ぐこと、そして、避難所では、入り口での検温や個室の確保、体調のよくない避難者を早く見つけるといった対策が求められるとしています。
三重県防災企画・地域支援課の川邉正樹課長は、「出水期の前に対応を決めておくことが重要です。市や町には避難所での感染対策を検討する参考にしてほしい」と話していました。
こうした中、三重県は22日までに避難所での感染防止対策の具体的な考え方を取りまとめ、文書で市や町に伝えました。
それによりますと、住民には防災用品を見直してもらい、マスクや消毒液、体温計などを追加してもらうこと、災害が起きた後は感染をおそれ避難をためらう人がないよう適切に誘導するとともに、自宅での垂直避難や親類や知人の家など、避難場所の選択肢を増やし密集を防ぐこと、そして、避難所では、入り口での検温や個室の確保、体調のよくない避難者を早く見つけるといった対策が求められるとしています。
三重県防災企画・地域支援課の川邉正樹課長は、「出水期の前に対応を決めておくことが重要です。市や町には避難所での感染対策を検討する参考にしてほしい」と話していました。
鈴木知事「避難所での感染対策 徹底を」
鈴木知事は「いつ大規模災害が発生するか分からないので、市や町でも避難所での感染対策を徹底してもらいたい。三重県としても検温やマスク、消毒液の備蓄をやってくださいと言うだけでなく、避難所の設備を充実する補助金にマスクや消毒液を購入できるメニューを追加して財政面でも支援したい」と話しています。