新型コロナで警察署が封鎖の想定 署員が対応訓練 岐阜 海津

新型コロナで警察署が封鎖の想定 署員が対応訓練 岐阜 海津
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岐阜県海津市の警察署では、警察官が新型コロナウイルスに感染し警察署の封鎖を余儀なくされたことを想定して、建物の外に臨時の窓口などを設置する訓練が行われました。
この訓練は、警察署が消毒のために使えなくなった場合でもスムーズに業務を続けられるようにしようと海津市の海津警察署で行われ、署員15人が参加しました。

このうち、運転免許に関する問い合わせや落とし物を取り扱う臨時の窓口を設ける訓練では、警察官が警察署の入り口近くのひさしの下に長机やいすを運び出し、必要な書類はプラスチックのかごで管理する手順を確認しました。

しかし、パソコンを設置するのは難しいことが分かり、今後、対策を検討することになりました。

また、駐車場に臨時のテントを設ける訓練では、風が強かったためにうまく設営できず、必要な重しを用意することになりました。

このほか、ウイルスが付着しないよう防護服を着用する訓練が行われ、警察官たちはテープで手首や足首をしっかり塞ぐことや脱ぐ際には防護服の外側に触れないよう気をつけることなどを確認していました。

海津警察署地域警備課の安藤浩士課長は「建物の外でどの程度業務を続けられるか把握するため訓練を行った。課題が見つかったので今後に生かしたい」と話していました。