米ネットフリックス 新型コロナ影響で会員増

米ネットフリックス 新型コロナ影響で会員増
アメリカの動画配信大手ネットフリックスの先月までの3か月間決算は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で自宅で利用できるサービスの需要が高まったことから、世界の会員数が予想を超えて伸び、売り上げ、最終的な利益とも前の年の同じ時期を大きく上回りました。
インターネットでドラマや映画などを定額で提供しているネットフリックスは21日、ことし1月から3月までの決算を発表しました。

それによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で外出が制限されるなか自宅で利用できるサービスとして需要が高まり、世界の会員数は会社の予想を超えて1500万人余り増え、1億8200万人になったということです。

そして3か月間の売り上げは57億6800万ドル(日本円で6200億円余り)で、前年の同じ時期と比べて27%増えました。

最終的な利益は7億900万ドル(日本円で760億円余り)で、前年の同じ時期に比べて2倍以上の増加となりました。

会社によりますと、現在世界各地で作品の撮影が中断されていますが、すでに完成しているものも多く、引き続き新作を配信していくとしています。

感染の拡大が多くの企業の業績に悪影響を及ぼしているのとは対照的に、自宅で楽しめるサービスの需要は高まっています。