ボクシング 愛知のプロ選手2人が感染 新型コロナウイルス

ボクシング 愛知のプロ選手2人が感染 新型コロナウイルス
愛知県内の同じプロボクシングジムに所属する2人のプロ選手が、新型コロナウイルスに相次いで感染していたことが分かりました。国内のプロボクシングで感染が確認されたのは初めてで、JBC=日本ボクシングコミッションなどが対応を協議しています。
JBCによりますと、新型コロナウイルスへの感染が判明したのは愛知県内の同じプロボクシングジムに所属する2人の男子のプロ選手で、20日までに相次いで検査で陽性と判明し、21日、ジムから感染の報告を受けたということです。

このうち1人は20日から愛知県内の病院に入院しているほか、もう1人は自宅で療養していて、ほかにも数人の関係者が発熱などの症状を訴えているということです。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、このジムは今月12日から休館していて、すでに館内の消毒を行ったほか、濃厚接触の疑いがある関係者には自宅で待機するよう求めているということです。

国内のプロボクシングで新型コロナウイルスの感染が確認されたのは初めてで、JBCではジムのオーナーでつくる日本プロボクシング協会とともに今後の対応を協議することにしています。

国内のプロボクシングは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、来月末までのすべての試合の中止・延期が決まっています。

JBC「方策協議したい」

国内のプロボクシングで初めて新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受けて、JBCの安河内剛本部事務局長は「ボクシング界から感染者を出して申し訳ないという気持ちだ。さらなる感染者を出さないための方策をしっかり協議していきたい」と話しています。

また、日本プロボクシング協会の林隆治事務局長補佐は「感染者が出たことは非常に残念だ。今後も感染拡大の防止に最大限、力を尽くしていきたい」とコメントしています。